忙しい母親の「睡眠の質」を最高に良くする方法

こんにちは^^

久しぶりのブログ更新になります。


やっと涼しくなってきた今日この頃…

真夏の余韻に浸りながら、これから過ごしやすい秋があっという間に通り過ぎ、寒い冬がやってくるのか〜と、電光石火のように過ぎていく子どもたちのとの日々を少しでも感じていたく、あえてしみじみとしてみる私です(笑)。


毎日のカオスな子育てを少しでも「ぷぷぷぷっ♡」と笑いと愛おしさに変換させたい…

そこで絶対に必要となるのが、精神力でも忍耐力でもなく、ただただ母親の睡眠時間をしっかりと確保してあげるということ。


今日はそれがどうしてなのか?皆さんが、なんとなく分かってはいるその理由を言語化してみました。


そして、睡眠時間は確保できないけどせめて「質」だけは良くしたい…そんな方々に向けても書いてみましたので、良かったら最後まで読んでみてくださいね!

睡眠不足の何がそんなにいけないのか

世界で最も眠れていないのは日本人女性だって知っていますか?

突然ですが、世界で最も眠れていないのは日本人女性であることを知っていますか?


睡眠時間に国境は存在しないので、世界一睡眠が足りていないのが日本に住む女性であるとも言えます。


その中でも、一番顕著に眠れていなのが小さい子どもを育てているワーキングマザーではないでしょうか。


先日あるニュースキャスターの方が、毎日3時間の睡眠で、愛おしい我が子の子育てと大好きな仕事とを両立しているとインタビューで仰っていたのが印象的でした。


毎日3時間睡眠なんてすごい!でも美談にしないでほしい!など、様々な反響を呼んでいたのを記憶しております。

睡眠不足になると一体どうなってしまうのか?

子どもの夜泣きや寝かしつけで深刻に悩んだことのある方は、ご自身の睡眠不足で理性を失いかけたことが一度はあるはずです。


はい、私がその当事者でもあります(笑)。


実はその夜泣きのピークを過ぎても、今度は山のような家事や自分の一人時間を睡眠時間よりも優先にしてしまいがち。


一見気持ち的にはそれが一番スッキリするのですが…いつもなんだか疲れていたり、やっと寝ようと思ってもなかなか深く寝付けない…ということはありませんか?


こんな研究データーがあります。


平均7時間睡眠を必要とする大人に5日間5時間睡眠を敢行してしてもらい、脳内の反応を調べてみました。すると、脳内の「扁桃体」という場所が明らかに亢進したのです。


この「扁桃体」という場所…普段はおとなしいのです(笑)。睡眠不足によって亢進し元気になってしまうのですが…ここが元気になってしまうと人はどうなってしまうのか?



実は、「不安」「恐怖」の感情が優位となり「抑うつ」傾向が非常に強まります。


そして「幸せ」を感じにくくなるという恐るべし場所なのです。

いざ寝ようと思っても不安や恐怖がモンスターのように膨らみ目が冴えてしまう、寝たいのにぐっすり眠れない…そんな事態も招いてしまいます。


絶対に亢進させたくない!と思いますよね。


たった2時間の睡眠不足を5日間敢行しただけで元気になってしまう「扁桃体」…恐るべし睡眠不足です。



愛おしい我が子を前にして、自身の「扁桃体」が亢進するほど母親にとって苦しいものはないと私は思うのです(涙)。

忙しい母親がどうやって自分の「睡眠時間」を確保すればいいのか?

やみくもに多く眠れば良いというわけではない

赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけに関して悩んでらっしゃる方は、「今だけだから」という概念は捨て、すぐにでも専門家に相談して欲しいと思います。


もちろん私でも構いません^^絶対に現状よりしっかり眠れるようになりますから。


今回は子どもが寝た後、山のような仕事や家事をこなし寝る時間が短くなってしまいがちな方に向けて書いてみようと思います。


忙しい母親がどうやって自分の「睡眠時間」を確保するのか?


これは、とても難しいテーマではあるのですが…やはり満足するくらいぐっすり眠れた時のカラダと心の変化を体感していただくことが、何よりだと感じております。


人は楽しいと感じるとそれを継続したいと思う特性があります。ダイエットだって結果が出ない時は本当に苦しいですが、結果がではじめると空腹に耐えるのが楽しくなるあの原理と同じです。良質な睡眠で気持ちの良いカラダと心を体感すると、睡眠が家事よりも大切だということをお分かりいただけると思います。


でも気をつけなくてはいけないのが「寝だめ」は危険だということ。寝不足解消どころか、体内時計を狂わせてしまうので逆効果なんです。



日々の睡眠負債を15分から1時間単位で取り戻しながら、自分にとって心地の良い体内時計を刻んであげる必要があります。


ただ…そこまでの道のりは遥遠く、そこに辿り着く前に目の前の家事をやっつけてスッキリした方が気持ち的に楽!という方が、私を含めてほとんどなのではないかと思います。

睡眠時間の確保とその質を良くするための二つの方法

母親の良質な睡眠を確保するための方法として、2つご紹介させていただきます。


1つ目は、お子様自身の睡眠リズムを整え、母親が隣にいなくても自分で眠ることができる「セルフねんね」の習慣を教えていくこと。


「セルフねんね」は赤ちゃんの頃から始めることができますし、逆に何歳からでも(時間はかかりますが)可能です。


添い寝で寝かしつけをする場合、その時間に1時間を要するのは決して長くはないのです。1時間以上かかる場合も多くあると思います。

その1時間があれば、家事を済ませたり母親の1人時間や夫婦の時間としてリラックスができるので、なんとも言えない幸福感に包まれながらご自身のペースでお布団に入ることができるのです。


その分、元気をチャージして日中の子供とたくさん笑顔で関わることができます。


デメリットとしては、お子様を「セルフねんね」に導くのが難しかったり(お子様の特性もあると思います)、布団で一緒に添い寝ができる温かさには欠けてしまいます。



そして「セルフねんね」には一貫性がとても大切です。今日は一緒に寝るけど明日は1人で寝てねというのは、お子様を混乱させ不安にさせてしまうので、あまりやらない方が良いでしょう。


もう1つの方法は、思い切って「一緒に寝てしまう」ことです。

絶対無理!

そう思われる方も多いかもしれませんが、最低限のご自身の寝支度を済ませ一緒に布団に入るのです。


山のような家事や翌日の準備は、朝早く起きてやるという方法です。


誰もがきっと後悔したことのある「寝落ち」。


とにかく子どもを早く寝かせることに必死なので、部屋はぐちゃぐちゃでお風呂も入ってないし、化粧も落としてない…子どもが寝たらやろうと思って寝かしつけていたらいつの間にか自分も眠ってしまい、ものすごく後悔したことのある方が多いはずです。


一緒に眠ってしまうことのデメリットは一目瞭然ですね^^


では、一緒に眠ってしまうことにどれだけメリットがあるのかを、次の段落でお話しさせていただきます。

「寝落ち」最強説

「寝落ち」を自分に許したら最高に質の良い睡眠が手に入ります

最高に質の良い睡眠とは?

それは、就寝からの100分間(90分〜110分)でどれだけ深く眠れるかにかかっています。


その100分間の睡眠の深さでその日の睡眠の質が問われると言っても過言ではありません。


それでなくても睡眠時間の確保が難しい母親にとって、時間の確保が難しいなら少しでも質を良くしたいと誰もが思うはず。


その質を良くする方法が、就寝からの約100分間の眠りにかかっているのです。


そしてそれは、どんな高級枕や高級布団、睡眠の質を高める食材よりも、「自分の眠気に素直に応えてあげること」が要になります。



就寝時の「眠気」というのは、睡眠ホルモンや体内時計、体温など全ての眠りに関する科学的要素が完全一致したときに訪れます。別名「睡眠圧」とも呼ぶのですが、この眠気(睡眠圧)が強いほど、人は深い眠りに入ることができるんです。



子どもを寝かしつけているときにやってくる最高潮のあの眠気…その猛烈に高い睡眠圧に乗っからない手はないのです。


ジェットコースターをイメージしてみてください。


急降下を楽しむためには、急な角度から降下しないと急降下になりません。


それと同じ原理で、高い睡眠圧がないと深い眠りには辿りつかないのです。


でもその高い睡眠圧(眠気)は、そう何度もやって来ません。


睡眠ホルモンや体内時計などあらゆるものが一致したタイミングで強烈な眠気(睡眠圧)としてやってくるからです。


そこを逃してしまうと、次の眠気は最初の眠気ほど強くはないので深い眠りに入りづらくなってしまうのです。


夜、最初に訪れる強い眠気で眠ってあげることが、いかに大切か少しイメージついたでしょうか^^


自分の「眠気」が訪れたときにこのまま眠っていいんだと自分に許可を出し眠ってしまうこと。


これほど深く眠れる方法は他にないと思っています。


皆さんの起床時間を考えると、その体内時計や睡眠ホルモンがピークに分泌されるタイミングは、多くの方が子どもを寝かせる時に訪れるのではないかと思います。


そのピークの睡眠圧で眠ってあげることこそ、忙しい母親の「睡眠の質」を最高に良くする方法なのです。

今までの「寝落ち」ではいけない理由

「寝落ち」は母親の睡眠の質を良くする最強のツールです。


でも、その「寝落ち」を後悔し、いけないものだと考えてる方がほとんどなのが現状です。


せっかく深い睡眠に入れているのに、突然起きて猛烈に後悔してしまう。これは一番やってはいけない1日の睡眠の質を下げてしまう要因です。


「寝落ち」を後悔しないでください。


「寝落ち」したら少なくとも100分は眠り続けて欲しいと思います。


可能なら寝落ちする前に目覚まし時計を早朝にセットしておいて、そこまで眠り続けて欲しいと思います。人は眠り始めから約100分程度が一番深く眠れ、その恩恵を最大に受けると言われています(脳内の疲労をとったり細胞の修復を図ります)。



そして何よりも「寝落ち」しそうになる眠気がピークの瞬間に、自分への眠りを許可してあげる…あのたまらない幸福感をぜひ味わって欲しいのです。


「わたし、このまま寝ていいんだ」


ピークに訪れる眠気を自分に許してあげたとき、人は幸せに包まれながら深く深く眠ることができるのです。



物理的な問題としては、自分が眠ってしまえる準備を最低限のレベルでしておくこと、そして、子どもの安全を確保しておくこと、この二つを整えておくと、さらに自分への安心感と眠りの深さを実感できると思います。


そして今回のテーマとは逸れてしまいまうのですが、大切なことなので「寝床の安全」について少しだけ補足させてください。


子どもの睡眠セミナーでも「子どもの寝床の安全」について、毎回強くお伝えさせていただきます。


いやいや安全のことは分かったから、子どもが早く寝る方法を教えてよ!と思われる方が多いと思います。


私からしたら、子どもの寝床の安全を整えることが、子どもが早く寝てくれる最短のルートだと思っているのです。


添い乳で寝落ちをしてしまい、悲しい事故が何件も起きています。寝床のおもちゃやかけ布団が窒息を招き悲しい事故がたくさん起きています。逆にいうと、そんな事故が起きないように常に母親は睡眠を削り、子どもの安全を守ろうとするのですが…


ご経験されている方はお分かりだと思いますが、「寝落ち」って不可抗力なことが多いのです。


寝床の安全を徹底的に整える。


すると、事故を心配して母親の眠りが浅くなることがない、そして、「寝落ち」の瞬間のあの眠気を自分に許してあげた時の幸せを体感することができるのです。その深い眠りで母親のエネルギーはどんどん充電されていきます^^



子どもだって、母親が「あなたが寝ないと私は寝れない」というビームを浴びさせながら、ゆっくり安心して眠れるでしょうか?


少しだけでもこのブログをきっかけに、寝床の安全と幸せについて考えていただけたら幸いです。

まとめ

子育てって大変なことも多いですが、幸せな瞬間がそこらじゅうに散らばってる最高の瞬間の連続だと思うのです。

その瞬間を見逃したくない…自分の脳内フィルターが曇った状態で、子どもたちを抱きしめたくない…


散々、自身の寝不足と向き合って出た私なりの答えです^^


子どものために自分の睡眠を削るのではなく、子どものために自分の睡眠を一生懸命確保する。


扁桃体を亢進させない(笑)。



母親のカラダとこころの健康こそ、愛おしい子どもたちへの最高のプレゼントだと私は思うのです。


今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました^^

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