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Profile

プロフィール

申 淳愛

Peace of mother

申 淳愛 Shin Sune

1977年生まれ。東京都出身、東京都在住、3歳と5歳の母親。
約20年間、都内の大学病院にて主に小児科看護師として医療に従事。
現在、都内子供専門病院にて非常勤看護師として勤務。

【所持資格】

  • 米国IPHI 妊婦と子供の睡眠コンサルタント
  • グリーフケアセラピスト

Message

メッセージ

完璧主義な性格である私と、待望の第一子であった全く寝てくれない長女との出会いが私の子育ての始まりでした。

初めまして。
しんすね(申淳愛)と申します。

私は都内の大学病院にて、約20年間主に小児科看護師として医療に携わってきました。
看護師を志した頃から小児科の看護師になることが夢だったくらい子供が大好きでした。

子供が大好きだからこそ医療の現場なんかに立てない…子供の病気や障害、死と向き合うなんてとんでもないという声をよく聞きますが、どんな子供でもその子供たちから溢れてくるなんともいえない美しい輝きを目の当たりにしながら全力で向き合えたことは、私にとってかけがえのない誇りでもありました。

そんな私は数年間の不妊治療を経て待望の第一子を授かります。

いわゆる高齢出産です。

待ち望んでいた我が子のはずが…
現実は正解のない途方にくれた子育てに毎日心が折れる日々でした。

とにかく寝てくれなかった。
だから私も眠れなかった。

1時間おきのギャン泣きに母乳と抱っこで対応しながらトイレに行く時間もありません。

本やSNSを通して寝かしつけにチャレンジはしてみるけど全くうまくいかない。
うまくいきましたという喜びの声に恨みすら覚えたこともあります。

メッセージ2

小児科看護師の大ベテランであり子供が大好きでたまらない私が、泣き止まない我が子を前にして、何度投げ飛ばしてしまおうかと…理性を失いそうになったことか分かりません。

そのくらい「ママも子供も眠れない…」って、本当にしんどかった。

赤ちゃんや子供はたっぷり寝ましょう。
このくらいの時間は睡眠をとりましょう。
と書いてあったり言われるけれど、いやいやうちの子はどう誤魔化しても必要睡眠時間には到底届かない。

どんなに頑張ってもそんなには寝てくれない。

大丈夫なのだろうか…
そんな不安とともに過ごす日々…

完璧主義だった私にとって、世間で正しいとされていることや、その知識は自分を追い詰める材料にしかなりませんでした。

親切と思って言ってくれる周りのアドバイスや一言に深く傷ついて、周りの全てが敵に思えた時もあります。

幸い夫も一緒に協力してくれましたが、長女の睡眠との格闘は4歳頃まで続きました。

子供の睡眠問題をきっかけに、私も長年勤めた病院を退職し、本格的に「睡眠」について勉強をはじめます。

改善の過程は身も心もハードでしたが、なんとか独学で、長女は「いわゆる普通に」眠ってくれるようになりました。

メッセージ3

それでも私の「しんどい」は続きます。

今度は、もう2度とあの頃に戻りたくない。
長女を睡眠不足にさせたくない。

そんな思いから、長女を見張る日々が始まります。

何時には寝室に連れていかなくてはいけない。日中は昼寝をさせなくてはいけない。
「〜やるべき」「〜やらなきゃいけない」に私の脳内は支配されていきました。

そして上手くいかなかった時の私の苛立ちは想像以上のものでした。
そんな私を快く思っていない夫とも何度衝突をしたか分かりません。

頭でっかちな完璧を求める私の子育てに「ママは何も分かってない!」と幼い長女が訴えるようになりました。


私は子供を愛しているはずなのになんだか上手くいかない…違和感を抱きます。

それから私は自分の違和感(心)と向き合うようになります。

自分でも手のつけられないほどの荒れた感情は一体どこから湧いてくるのか…
そんな自分の奥深くと向き合っていきました。

そして実は、私自身がたくさん傷ついていたかもしれない…
目の前の「子供の問題だと思っていること」は実は私の問題であったのです。

メッセージ4

それからは、子供より先にまずは自分の心に耳を傾けるようになりました。
頭で考える子育てからハートで感じる子育てを大切にしていきました。

そしたらいつの間にか、目の前の子供たちにはみるみる笑顔が増えていき、家族の笑顔が増えていきました。

どんな人生を送りたいか?
子供にどんな人生を歩んでほしいか?

その答えがハートで分かるようになっていきました。

今思えば苦しかった時期があったからこそ
本当に大切なことに気づくことができ
自分自身と仲直りできたからこそ、
心の底から子育てが愛おしいと思えるようになりました。

5歳の長女と3歳の次女と、そして夫のおかげです^^

20年以上の小児医療の現場で培った私の経験と感性
子供の科学的な睡眠の知識
ママ自身の心との向き合い方

総動員で、少しでも多くのママの心が軽くなり、笑顔が蘇っていければ幸いです。