子どもが相手に失礼なことを言ったとき…

2021年10月5日…

昨日の夜は長女が週に1回は行きたがる

とんかつ屋さんに行った。

もう常連すぎて恥ずかしいくらい…



いつも対応してくれる70歳くらいの店員さんが

私たちを案内してくれた。



目の前にある子供用の椅子をお願いした時、

長女が言った。



「これ、ちゃんと消毒してあるの?」



私は凍りついた。

この子は
なんて失礼なことを言っているのか!?
私は慌てて店員さんに謝罪しながら

長女に対しても
「なんてこと言うの!
お店の方が毎回毎回一生懸命に消毒してくれているんだよ!
そんなこと言わないの!」と言い放った。




しばらくしてその店員さんが、

「この前いらっしゃった時、
オレンジの指輪を置いていかれませんでしたか?」

4歳の次女がおしゃれではめていた
プラスチックのオレンジの指輪が
紛失していただが、それのことだった。



店員さんがその指輪を持ってきてくれた時
長女はまた言った。



「これちゃんと消毒してあんの?」



咄嗟の私は
長女を強く叱り、
必死で店員さんに謝罪していた。




しばらくして長女はうつむいたまま
泣き始めた。




あちゃ…
私の心の声だ。



私の長女への弁解が色々はじまる。



相手の気持ちがどうだのこうだのと。



でもよく考えると
「そんなこと言ったら失礼でしょ」
というような、
相手の立場に立って物事を考えることができる
脳の機能は、
小学校高学年から中学生頃のもの。



だから6歳の子供なんか
相手の立場になんて立てなくて
当然なのだ。




むしろこんなコロナの時代で
6歳でも感じることはたくさんあったよね(涙)…



子供にとっては全力で自分の意見をママに封印され
全力で自分を否定されたとしか感じない。
そりゃ悲しいに決まってる(涙)




その後も一つしかないゴマのすり鉢を
姉妹で取り合いしていたら
同じ店員さんが
もう一つ持ってきてくれた。



そしてその店員さんが言った。

「私も孫がいましてね…
もう大きくなったのですが^^」

とっても優しい眼差しで
私を見ながら言ってくれた。




私は心の中で大号泣。




なんだか
自分(ママ)が受容されたようだった。





それで良かったんだ。




長女は自分の気持ちを言っても良かったんだ。


相手が気を悪くするかもしれないような言葉は
相手に聞こえるようには言ってはいけない。



それはもしかしたら大切な躾の一つかもしれない。



でも、相手が気を悪くするかもしれない
って判断しそれを自ら行動に移せるのは
中学生くらいの脳機能レベルなのだ。




だから、




不思議に思ったり
気になったことがあったら、




<ママにこっそり教えてね>
と言った。




そのこっそりを積み重ねて
ママと子供は学んでいく。




封印する躾ではなくて
吐き出す場所の確保をしてあげる。


それが私にできること^^





愛に溢れた
とんかつ屋さんの店員さんの姿から
学ことができました。





ありがとうございます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!