子育ての優しい本音は、子供の癇癪やママを困らせる要求の中に隠れている

Contents

子供の癇癪や困った要求を、どう受けとめていけば良いのか?

とにかく受けとめてあげてみた

先日のこと…
保育園の帰りに6歳の長女と3歳の次女を連れて公園に行きました。

電動自転車で自宅に到着したのは19時。
さすがに満足でしょ…と私が思ったのは束の間、6歳の長女は不機嫌そうな顔をしています。

「あー辛い、あー辛い」と言いながら不貞腐れておりました。

いつもなら19時という時間がどういう時間なのかは、きちんと理解できるはずなのになんだか様子がおかしい。
そして「もっと公園にいたかった!」と泣き始めました。

私の疲労もピークであり、夜ごはん食べてお風呂に入って歯磨きもしなくてはいけない…
正直「勘弁してよ」と思いました。
説得はしたものの、状況は荒れる一方。再度自転車をUターンさせ公園に向かいました。

「何かがある」
私はそう思いました。長女は何かを抱いている。でもそれが何だかはまだ私には分かりませんでした。

受けとめた先のママのしんどさをどう軽くしていくか

もう完全に日の暮れた公園…
それでも私は黙ってみていました。すると次女は「帰りたい!おしっこ!」と言い出します。
仕方ないから帰ろうと促すと長女は激しく泣き出します。

私が泣きたかった。

とある事情で二人とも寝不足だったので、ある程度の癇癪や泣きは想定していたものの、さすがに参りました。

けれど、私が泣くわけにもいかず…

私の心のギアをチェンジする必要があると感じ、ギアチェンジを試みました。

ママの心をギアチェンジする理由

車のマニュアル車をイメージしてみてください。今では自動でギアをチェンジしてくれる車が主流になっているのでイメージがつきにくいかもしれませんが、車は道を走る時、そのかかる負荷やスピードによってギアをチェンジしてあげないと、エンジンが故障してしまいます。例えば、1速(最も大きい歯車)では、最もパワーが必要な発進などに使いますが、時速30キロ以上出すと、エンジンの回転数が上がり過ぎて、それ以上スピードが出なくなります。

子育てに例えてみると…先日のようなカオスな状況の場合、坂道を発進するときに使う1速のギアにチェンジしないと、子供と対等には向き合えません。

私の中で夕飯や寝かしつけの時間は捨て、「今」に全力を出そうと決めた瞬間でした。ガシャンとギアを3速から1速にチェンジした瞬間、私の心が軽くなり、時が止まったかのように子供の様子が見えてきたのです。

子供の優しい本音が出てくる瞬間

ママの心が軽くなると子供の心も軽くなる

自分の心がギアチェンジされ、初めて子供の姿を目にしたような気がしました。
それまでの私の心が、いかに上の空だったのかが分かります。
次女は後から迎えにきてくれたパパと先に帰宅し、暗闇の中、長女は楽しそうに遊具で遊んでいます。

その時間はものの3分。

滑り台の上から長女が言いました
「さっきママがお迎えに来てくれてなくて寂しかった」

そっか…
他の子たちはママのお迎えがあってどんどん帰宅していく中、私はとある事情で遅くなってしまい長女と次女だけが教室に残っていたことを思い出しました。そして、同じようなことが前にもあり「もう絶対そんなことしないでね」と約束をしたにも関わらず私は安易に約束を破ってしまっていたのです。

「これか!!」と私が悟った瞬間でした。

そして、遅れてしまった理由をきちんと伝え、もう一度「ごめんね」を伝え、一緒にハグをしました。

「ママありがとう、寂しかった…でも感動しちゃった…」
長女から出てきた本音でした。

長女と心が通じた瞬間でした。

振り回されてみるのもいい

一見振り回されているように見えますが、今回のように振り回されないと見えてこない本音もあります。
敢えて振り回されたからこそ、長女の本音を受けとめることができたのだと思っています。

振り回された上で、ママがしんどいと感じた時はギアチェンジをしてみる。

すると子供の姿がより鮮明に見えてくるから不思議なものです。

振り回されてみた後は、ママがしっかり休息しよう

ギアチェンジをして、子供との本音に向き合えた大切な瞬間ではあるけれど、しっかりその分、ママも休息することが必要だと思っています。家事や自分の時間も大切ですが、一番大切な脳を休息させるために、ご自身の睡眠時間をいつもよりも確保してあげてくださいね。

まとめ

子供の本音と向き合えた時の心が繋がる感覚…
なかなか日々の忙しい子育ての中では難しいかもしれません。

日常のほとんどが、子供の癇癪や要求と向き合う日々ではないでしょうか。

でもその泥臭い子育ての中に、子供の温かい本音は隠れているのかな…と改めて感じた出来事でした。

過剰な要求だって、そう感じているのはママ自身。
実は過剰じゃないかもしれない…
そんな枠を少しづつ外していけたその先の世界を一緒に見ていきませんか?^^

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます^^

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Contents